古典講読、テーマ (2008年4月〜2009年3月)
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「源氏物語、千年紀・選」 |
世界最古の長編小説として、日本が世界に誇る文学作品「源氏物語」が、史実に登場した、1008年11月1日から数え、2008年で成立1000年という、節目を迎える。それを記念して、日本人の「男と女それぞれの生き方」や、「美徳」などの意識を改めて回顧しつつ、その不滅の魅力を紹介する。 |
講師 :伊井 春樹(いい はるき) |
プロフィール
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1941年、愛媛県生まれ(68才)。広島大学大学院博士課程修了。大阪大学名誉教授。 国文学者、平安文学研究の第一人者として活躍する一方、「源氏物語を学ぶ人のために」など、「源氏物語」や「枕草子」について広く一般向けの著書も執筆するなど、日本文学の普及に尽力している。
また、日本文学を海外に紹介する活動も積極的に行っており、外国の研究者と共に「国際化の中の日本文学研究」などの本も手がけている。 |
著書
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「世界が読み解く日本 ― 海外における日本文学の先駆者たち」(學燈社)
「日本古典文学史の課題と方法 ― 漢詩、和歌、物語から説話、唱導へ」(和泉書院)
「物語文学の系譜」(世界思想社)
「日本文学 ― 翻訳の可能性」(風間書房)
「日本文学どっとコム」(おうふう)
「平安文学選」(和泉書院)など多数。
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